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編集&ライティングユニット“おいしいしごと”です。ワイン、韓国、その他もろもろの情報をブログで書かせていただいてます。ちなみに、左のすずめが柴田、右が韓です。
by 01414510
       
ホテルオークラ改装にあたり思うこと
今日から、父と母の思い出が詰まった、ホテルオークラが改装工事に入る。
現状での最終営業の昨日は、母の誕生日にあたった。
胸が詰まる思いだろうと、母には1日経った今日メールをした。
案の定、切ない胸中を知らせる返信が届いた。
母の誕生日の祝いをオークラで、遺された家族ですればよかった。

来年は父の七回忌だ。
いまだに思う。「まじ、むかつく。なに死んでんの」。
この6年、母を見ていて、私は父に腹が立ってならない。
母は父への愛がたぶん、強すぎて、
ふたりが過ごした43年の間に、憎が入り交じった。
だから、父の長い闘病生活は決して平穏ではなかった。

亡くなってからしばらくは、母が父への思いを漏らすたびに、
「美談にするな」と思ってきたけど、
6年間、変わらない母を見ていると、
私は当時、母がなにと闘っていたか、ちっともわかっていなかったと思う。

「おかでさまで無事に74歳の朝を迎えられました。
 いつものように自分のために珈琲をたて、
 パパに紅茶を入れて1日が始まります。
 静かな朝です。
 気持ち穏やかに身体にも支障なく、
 子どもたちに祝福されたことを感謝しながら過ごしましょう。
 ありがとう。」

私が送った誕生祝いのメールへの、母からの返信だ。
この春、妹が家を出て、初めてのひとり暮らしをはじめた母は、
昨日、初めて誕生日をひとりで迎えた。

母にはいつまでもかっこよくいてほしいと思っていたけれど、
今は、とにかく元気でいてくれたら、それでいい。

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この度、拙著『男と女のワイン術』、啓文堂書店様の新書大賞受賞にあたり、
ご購読くださったみなさま、応援してくださったみなさま、
書店さま、版元の方々、支えてくださったすべてのみなさまに
この場を借りて、衷心よりお礼申し上げます。
本人からの報告、御礼が大変遅くなりましたこと、お許しください。
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by 01414510 | 2015-09-01 12:13 | 柴田さなえ
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